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バナジウムミネラルウォーターの採水地はなぜ富士山麓が多い

バナジウムを含むミネラルウォーターを探すと、ほとんどが採水地が富士山麓周辺です。
なせ、富士山麓周辺で採水された天然水・ミネラルウォーターに バナジウムは、含まれているのでしょうか?

富士山麓周辺にバナジウムを含むミネラルウォーターの多い理由

それは、富士山の噴火とその地層に関係があります。

富士山の形成

富士山は、有史前から、何度か大きな噴火をしています。
最初に先小御岳が出来て、次に小御岳が出来て、そして古富士が生まれ、、最後に新富士(今の富士山)になったといわれています。
この噴火の度に、富士山は多量のマグマを噴出して、今の美しい富士山の形になっています。
富士山の噴出したマグマは、玄武岩質のもので、その中にバナジウムが含まれていたとわけです。



富士山の地層の地下には伏流水

富士山の地層は、簡単にいうと新富士層、旧富士層、古富士層に分けられ、新富士層と旧富士層は水が浸水しやすい地層で、雨や雪がすぐに土の中に浸みて地下で伏流水として流れています。
そのため、富士山には川がありませんよね。そして、その伏流水が、地層の割れ目などで、富士山周辺で湧き水と出来きます。白糸の滝など有名ですよね。

バナジウムを含む玄武岩の層

水が浸水しやすい旧富士層に中のバサルト層と呼ばれるバナジウムを含む玄武岩の層があり、そこを水が通り抜けていくときにバナジウムが溶け出して、バナジウムを含む伏流水になっているんですね。
だから、天然バナジウムを含むミネラルウォーターのほとんどが、採水地は山梨県・静岡県の富士山麓周辺なんですね。

富士山麓以外では、世界的な外輪山(カルデラ火山)として有名な阿蘇山麓でも、玄武岩質の溶岩があり、バナジウムを含む水(阿蘇山のバナジウム天然水)が採水されています。

バナジウムを含むミネラルウォーターにどんなお水が知りたいかたは、比較して選ぶ美味しいお水ミネラルウォーター一覧をご覧ください。


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