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ミネラルウォーターにおけるバナジウムとは

天然水ミネラルウォーターで話題になるバナジウムについて、簡単に説明しますね。

バナジウムはミネラル成分の一つ

バナジウムとは、1830年スエーデンのセブストームが発見した元素記号23の物質です。
尚、バナジウムの語源は、北欧(スカンジナビア地域)の神話に出てくる女神バナジスから付けられています。





バナジウムの一般的な利用用途

バナジウムは、金属としては、合金を作る時などの触媒や顔料などいろいろな用途で利用されています。

バナジウムが話題になった理由

最近、バナジウムが、なぜ、注目されているかというと、1987年以降でアメリカなどいくつかの国の研究者が、ラット(ネズミ)にバナジウムを含むバナジウム酸ナトリウムを投与したところ、血糖値が下がるケースがあるとの研究発表があり、バナジウムは糖尿病の治療薬であるインスリンと似た効果をするのではないか?と言われているからなのです。

日本でも、アメリカの研究発表の後、いろいろな大学や医療機関で研究がされて、同様な研究発表がなされています。しかし、その効果は、あくまでもラットでの実験結果であり、人の糖尿病での効果が実証されているわけではなく、まだまだまだ研究段階という状態です。
まだまだ、研究段階のバナジウムですが、日本でもいろいろな大学や医療機関での研究が発表され、糖尿病の新しい薬のヒントになるのではないかとの期待が高まっています。

このような中、バナジウムを含むミネラルウォーターが富士山周辺で採水されるようになり(1970年頃より、富士山の伏流水にバナジウムが含まれていることは分かっていたようです。)、大手飲料メーカーがバナジウムを含むミネラルウォーターを発売するに至り、話題になっています。

日本では、糖尿病予備軍(境界型糖尿病)が約2000万人程度いるともいわれており(2006年厚生労働省の調査では、糖尿病の疑いが強い人は約820万人程度)、糖尿病の予防的な意識から、用意にバナジウムを摂取できるバナジウムを含むミネラルウォーターを飲まれる方もいらっしゃいます。
なお、糖尿病の方は、既に処方箋により血糖値を下げる薬などを飲んでいると思いますので、必ずかかりつけのお医者さんの確認を受けてから、お飲みください。

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