ウォーターサーバーのメリット
categoty:ウォーターサーバーの基礎知識 | Posted by: | 公開日:2012年9月13日 |
ここ数年、ウォーターサーバーを利用される方が増えていますね。特に、震災の後は、一時、ウォーターサーバー提供会社も新規加入を受け付けられない程、新規に利用される方が増えました。
日本は、水の豊かな国で、ほとんどの方が、今までは水はただというようなイメージを持たれていたのではないでしょうか?
15年程前より、水道水のカルキ臭などが話題になり、スーパーやコンビニエンスストアーでミネラルウォーターが売られるようになり、日本人も欧米と同じ様に美味しい水はただではなく、購入するものだという意識が少しずつ芽生えてきましたね。
水道水もあまりにマスコミや住民からの意見もあり、今では余程の場所でないかぎりカルキ臭がきつくて飲めないなんてことはなくなりました。逆に、地方自治体の一部では、水道水をペットボトルに詰めてボトルドウォーターとして販売しているくらいです。
水道水も改善されてきた状況で、なぜウォーターサーバーがこれだけ人気なのでしょうか?その人気を支えているウォーターサーバーのメリットについて、まとめてみました。
特徴1:美味しいお水
美味しく感じるのは、個人差がありますが、ウォーターサーバーのお水は、ほとんどが、残留塩素がほとんど含まれていません。また、水道水で感じるようなカルキ臭などもほとんどありません。
水道水の場合は、浄水場から各家庭までの長い水道管の中での雑菌の繁殖を抑えるために、塩素等が使われています。
これに対して、ウォーターサーバーのお水は、
大きく天然水(ミネラルウォーター)系のお水とRO逆浸透膜系加工水のお水に分けられますが、そのどちらとも、残留塩素をほとんど含んでいません。
天然水(ミネラルウォーター)系のお水は、水の加工工場で、原水の地下水等を不純物を除去するためにろ過、加熱殺菌等をして、水容器に充填されるので多くの場合で塩素を含んでいません。また、RO逆浸透膜系加工水のお水の場合は、水道水を原水に利用している場合でも、水の加工工場でRO逆浸透膜によって、99%近い、H2Oだけの純水(ピュアウォーター)と呼ばれる水を作ってから、ミネラル成分を調整して、水容器に充填されるのでほとんど塩素が無いお水となります。
特徴2:安全性(成分表記)
以前は、ウォーターサーバー業界は、数社しかありませんでしたが、今は、数十社がひしめき合って競争をしています。民間企業なので、ご利用いただけるお客様の判断基準で重要なお水の成分や、安全性の確認資料については、多くのウォーターサーバー会社が、Webサイト上で公開しています。
この震災以降は、水道水の浄水場から放射性物質が確認されてからは、各ウォーターサーバー企業とも、第三者の分析機関などで行ったお水の分析結果を公表しています。
いくつかの会社などは、放射性物質や成分の分析結果資料などもWebサイトで公開したり、定期的に分析をするなど、商品となるお水の安全性には十二分に配慮しています。(アクアクララ
商品であるお水の安全性の確認と公表は、当たり前と言えば当たり前ですよね。民間企業ですから、お客さまにウォーターサーバーのお水を購入してもらうために、自社の信用や顧客の評判が一番重要だと思っています。民間企業の場合は、顧客の不評判は死活問題ですからね。しっかりしているところは、ちゃんと安全性の確認・公表をしています。
特徴3:便利・快適性
多くのウォーターサーバーの機械は、冷水とお湯がすぐに利用できるようになっています。冷水や、コーヒーやお茶など飲みたい時にすぐに利用できるのが、ウォーターサーバーを利用している人の大きな理由の一つですね。
そして、以外に重たいお水を自宅まで配達してくれる点もウォーターサーバーを利用している人の理由の一つですね。ウォーターサーバー会社によっては、配達時間指定や、不在時の再配達などのサービスもありますから、一人暮らしの方や、共働きの家庭などは、便利ですよね。
お湯の場合は、同様な家電に電子ポットや魔法瓶などがありますが、水道水を利用しているとその内側にカルシウム分が白く付着したり、水道水の匂いが気になったりしますね。中に入れるお水をミネラルウォーターにすれば、ウォーターサーバーと同じ様になりますが、ミネラルウォーターを購入してこないといけないという手間が一つ増えますね。
冷水の場合も、購入してきたミネラルウォーターを冷蔵庫に入れて利用すれば、同じことですが、冷水の必要な時期は、夏場が多いですので、暑い時に重たいミネラルウォーターを購入してくるのはちょっと手間ですよね。
特徴4:経済性
水道水と比較すれば、当然、高いと思いますが、ペットボトルのミネラルウォーターを購入して利用していた場合と比較すると、バナジウムなどの成分を含むミネラルウォーターなどを除けば、ほぼ同等、場合によっては、ウォーターサーバーの方が、安くなるケースもあります。(バナジウムを含むお水の場合は、ウォーターサーバーが若干高くなるケースもあります。)
ペットボトル容器のミネラルウォーターは、1.5Lでスーパーなどで150~200円程度だと思います。1L当たりに換算すると100~133円だと思います。
ウォーターサーバーの場合、会社により価格に差がありますが、平均的なところで、バナジウムを含まないお水で、78(最安値)~150円、バナジウムを含むお水で109~179円と言ったところですね。(2011年7月時点)
特徴5:緊急時用として予備飲用水
ウォーターサーバーのお水は、塩素等をほとんど含まないので、永久に保存できるわけではありませんが、ウォーターサーバー用のお水は、7Lから12Lの容器に入っています。
ウォーターサーバーを利用している方は、直ぐに宅配してくれるウォーターサーバー会社も増えてきていますが、急にお水が無くなって困らないように、普通は、1~2個程度の予備のお水がある状態になると思います。この予備のお水を自分で調整して数個増やしたりすることで、緊急時などの断水時の飲用水の予備として利用されている方も多いです。